3 Oct 2014

ビタミンEはビタミンCとは違い、水には溶けません。脂に溶けます。これはビタミンAと同じですね。
ビタミンEの効果としてあげられるのが、抗酸化作用です。体を健康に保つことに効果があります。
ほかにはコレステロールが血管に張り付くのを防ぐ力があります。これによって動脈硬化を防ぎ、血管を望ましい状態にします。それのみならず、コレステロールそのものの値を低下させる作用もあるのです。そのほかにも、末端の血管を正常に保ち、血流をよくする効果があります。
ビタミンは、ビタミンEに限らず、ガン予防にもとても効果的です。ビタミンEが働きかけるガンは、胃ガンや前立腺ガンなどです。
このように考えていくと、ビタミンEは、「成人病や生活習慣病の予防に効果的なビタミンである」ということがわかります。
尚、ビタミンEとビタミンCは、抗酸化作用を含め、共通する部分が多数あります。しかしこの二つを同時に取り入れると体内で喧嘩する、というわけではなく、共存し、お互いの働きを高めてくれます。
ビタミンEを過剰摂取しても、副作用はほとんどありません。ただし、摂ったら摂った分だけコレステロール値が下がる、ということはありません。
ビタミンEが少なくなると溶血性貧血が起こりますが、このリスクは非常に少ないです。
「ビタミン」というと、野菜や果物のイメージが強いです。もちろんこれらにも含まれていますが、ビタミンEの含有量ランキングは、1位はあんこうの肝、2位はすじこ、3位はキャビアと海鮮系が独占しています。
ただしこれらは非常に高価。野菜なら手軽な金額で取り入れることができます。野菜や果物のランキングだと、1位がモロヘイヤ、2位が大根、3位がカボチャとなります。