3 Oct 2014

野菜に含まれる栄養素というのは、どういうものがあるのでしょうか?それを見ていくことにしましょう。
まずは「カロチン」から。
カロチンを体内で生成することは、私たち人間を含めた「動物」にはできません。そのため、自分でカロチンを作ることのできる「植物」を食べることによって、体内に取り入れる必要があります。
カロチンは、しばしばビタミンAと一緒に論じられます。「実際にはビタミンAとして働くよ!」と説明しているところもあります。これも間違いではありませんが、もうちょっと詳しくお話しましょう。
βカロチン(βカロテン)は、ビタミンAが体内にちゃんとあるときは、そのままの形で残ります。しかし体内のビタミンAが足りないと、自分でそれを察して、ビタミンAに変化してくれるのです。
これによりビタミンAの不足と過剰摂取の両方を防ぐことが可能なのです。(尚、過剰摂取すると吐き気などの症状が起こりやすくなります)
カロチンの効果としては、「老化防止」が真っ先にあがります。またガンの予防に一役買ったりするなど、なかなか有用な栄養素です。
カロチン(ビタミンA)が足りなくなると、免疫力が低下します。そのため、病気などになりやすくなってしまいます。また、極度にカロチン(ビタミンA)が足りなくなると、失明にいたることもあります。
もちろん日本ではカロチン(ビタミンA)の不足だけで失明までするケースは稀ですが、意識してとっていく必要があるものといえるでしょう。
カロチンを多く含む野菜の代表例はにんじんですが、実はにんじんはカロチンの含有量ランキングの中では3位。1位はしそ、2位はモロヘイヤなんです。